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YouTube広告でチャンネル登録者を増やす方法【実例あり】

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[voice icon=”http://hayasaki-ad.com/hayasaki-ad/wp-content/uploads/2020/04/kaisya_komaru_man.png” type=”r”]自社のYouTubeチャンネルを作ったはいいけど、登録者が集まらないなあ
[/voice]

今回はそんな皆さまへ向けて、YouTube広告でチャンネル登録者を増やす方法をご紹介します。

設定方法やコツはもちろん、私が実際に1万円を使ってYouTube広告を配信した実例もお届けします。

YouTube広告のメニュー3つ

まず前提知識として、YouTube広告の主要なメニュー3つをご説明します。

TrueView(スキップ可能)

動画の尺制限なし
スキップ再生5秒後に可
主な用途認知やクリックの獲得

最もオーソドックスなYouTube広告メニューです。正式名称は「スキップ可能なインストリーム」。

視聴の5秒後に、画面右下に「広告をスキップ」というボタンが現れ、視聴者はスキップを選べます。

動画の右上から広告主のサイトにアクセスできるほか、動画の直下に青いアクションボタンを設置し、サイトへの誘導を促すこともできます。

最初の5秒でいかに視聴者の注意を引き、完全視聴やサイト遷移へと導くかがポイントとなります。

スキップ不可の15秒広告も存在しますが、ユーザーへの負荷が大きく、視聴単価が上がりやすいため、あまり活用されません。

バンパー広告

動画の尺6秒
スキップ不可
主な用途認知獲得

比較的新しい広告メニューで、最近は定番のメニューとして定着しています。

尺が6秒と短い点はデメリットですが、ユーザーへの負荷が比較的少なく、安価な視聴単価で配信することができます

とにかく顧客との接点を広げ、認知拡大を狙う場合に有効です。

TrueView同様、動画の右上から広告主のサイトにアクセスできるほか、動画の直下に青いアクションボタンを設置し、サイトへの誘導を促すこともできます。

ディスカバリー広告(バナー広告)

YouTubeの検索結果や関連動画の画面に掲載される、静止画とテキストで構成される広告です。

TrueViewやバンパーといった動画広告と比べ、はるかに効率よくクリックを獲得できます。

しかし、すでに自社(および商品)に一定の興味がある層しかクリックせず、動画広告のように興味が低い層にアプローチすることはできません。

チャンネル登録促進に特化したメニューはない

TwitterやFacebookでは、ワンタップでフォロワー登録できる広告フォーマットが存在しますが、

YouTube広告にはチャンネル登録者を増やす専用メニューはありません。

じゃあどうやってチャンネル登録を促せばいいの?

という点に関しては、

広告のリンク先をチャンネルのホーム画面に設定する

という形で対応することになります。

YouTube広告で自分のチャンネルを宣伝する手順

ここからは、YouTube広告の具体的な設定方法をご説明していきます。

手順はチャンネル登録促進に関係なく、ほぼYouTube広告共通のものです。

[box class=”glay_box”]前提条件として、Google広告アカウントの開設が必要です。

未開設の方は、こういったサイトをご参考に解説をお願いします。

【2020年最新版】Google広告の始め方を設定画面キャプチャつきで解説[/box]

手順1:キャンペーンを作成

まずはGoogle広告のキャンペーン一覧画面で、「新しいキャンペーンを作成」を選択します。

次に、キャンペーンの目的を選択します。

ここでの注意点は下記の通りです。

  • バンパー広告を配信する場合は「ブランド認知度とリーチ」を選択します。
  • ディスカバリー広告を配信する場合は、キャンペーンタイプに「ファインド」が含まれているものを選択します。

次に、キャンペーンタイプを選択します。

TrueViewやバンパーの場合は「動画」を選択し、ディスカバリー広告の場合は「ファインド」を選択します。

動画を選んだ場合は、その後に「スキップ可能なインストリーム」や「バンパー」などの選択肢が出てきます。

そのあとは、設定画面に従いながら入力・選択していきます。この辺りは、YouTube動画でも詳しく解説しています。

手順2:広告素材を設定

キャンペーンの作成が完了したら、広告を作成していきます。

広告はYouTubeのURLで入稿します。使用する動画は、あらかじめ自分のYouTubeチャンネルにアップ(限定公開OK)し、URLを取得しておきましょう。

登録者増やすためのポイントとしては、下記があります。

  • リンク先は、登録者を増やしたいYouTubeチャンネルのホームにする。
  • リンク先は、自分のアカウント中で、圧倒的キラーコンテンツの動画でもOK

テクニックとして、

YouTubeチャンネルのホームのリンク先URL末尾に「?sub_confirmation=1」を追加する、チャンネル登録ボタンのポップアップが表示されるようになります。

チャンネル登録率が上がる可能性があるので、ぜひ試してみてください。

広告経由の登録者数を計測する方法

[voice icon=”http://hayasaki-ad.com/hayasaki-ad/wp-content/uploads/2020/04/kaisya_komaru_man.png” type=”r”]広告がどれくらい登録者の増加につながっているか、検証したい!
[/voice]

というニーズは当然あると思いますが、

YouTube広告経由の登録者数は、難しい設定ゼロでGoogle広告の管理画面から確認することができます。

手順は下記の通りです。

Google広告の管理画面を開く
>キャンペーン一覧や広告グループ一覧などの画面へ行く
>「表示項目」を選択
>「広告視聴後のチャンネル登録」の指標を追加

[aside type=”warning”] ただし注意点として、チャンネル登録者数が20人に満たない場合は「1〜20」と曖昧に表示されます。 [/aside]

1万円で広告を配信してみた

[voice icon=”http://hayasaki-ad.com/hayasaki-ad/wp-content/uploads/2020/04/kaisya_komaru_man.png” type=”r”]設定方法はわかったけど、本当にチャンネル登録者は増えるの?効果はあるの?
[/voice]

そんな疑問にお答えするために、

私がポケットマネーの1万円でYouTube広告を配信し、効果を確かめてみました。

最初に結論をいうと、1万円で獲得できたチャンネル登録者数は4人でした。

使用した配信方法は下記の3つです。

  • TrueView(キーワードターゲティング)
  • TrueView(リマーケティング&チャンネルターゲティング)
  • ディスカバリー広告(リマーケティング)

それぞれの配信結果を見ていきましょう。

宣伝したチャンネル

私が細々と更新している、ランニングシューズをレビューするYouTubeチャンネルを宣伝しました。

広告の動画素材は、チャンネル内でアップ中の普通のレビュー動画です。広告用に動画の新規作成はしていません。

広告のリンク先はYouTubeチャンネルのホームで、末尾に「?sub_confirmation=1」をつけることで、登録を促すポップアップを表示させました。

https://www.youtube.com/channel/UC0QLoMYc5K8TB2tD857YYzA?sub_confirmation=1

TrueView(キーワードターゲティング)の配信結果

期間5日間
費用¥2,419
視聴回数267
視聴単価¥9
クリック数21
クリック単価¥115
チャンネル登録数0
チャンネル登録単価N/A

キーワードには、「ペガサス37」などランニングシューズの商品名を設定しました。

ただ、同時配信していたTrueViewのリマーケティングよりも視聴単価などが若干悪く、CH登録も獲得できなかったため、

2400円ほど消化した段階で停止しました。

TrueView(リマーケティング&チャンネルターゲティング)の配信結果

期間12日間
費用¥5,682
視聴回数801
視聴単価¥7
クリック数293
クリック単価¥36
チャンネル登録数推定4
チャンネル登録単価¥1,421

今回のリマーケティングは、私のYouTubeチャンネルの動画視聴者(30日以内)に対する配信でした。

最初はリマケのみでしたが、

今回の低予算を考えると、もっとターゲティングを絞っても予算消化できると考え、途中からチャンネルターゲティングと掛け合わせて配信しました。

チャンネルターゲティングでは、「MATSURUNチャンネル」などランニング関連のチャンネルを設定しました。

結果的に4件のCH登録者を獲得でき、最も成果の上がった配信方法でした。

ディスカバリー広告(リマーケティング)の配信結果

期間3日間
費用¥2,363
クリック数211
クリック単価¥11
チャンネル登録数0
チャンネル登録単価N/A

ディスカバリー広告も実施したところ、

クリックはTrueViewと比較すると断然、効率的に獲得できました。

しかし、CH登録者がなかなか獲得できなかったことから、2300円の消化で停止しました。

YouTube広告でチャンネル登録者を増やすコツ

リマーケティングは有効

今回の実例から分かる通り、リマーケティングはCH登録に直結しやすいことが分かりました。

もちろんチャンネルのテーマに興味がある層であり、なおかつ1度視聴履歴があることで、より親近感・信頼感を持ちやすく、CH登録のハードルが下がっていると考えられます。

効率重視なら、ターゲットを絞り込む

低予算でミニマムスタートしたい場合は、「数よりも効率」を意識した配信をおすすめします。

つまり、ターゲティングを極限まで狭め、獲得単価を下げるのです。

例えばリマーケティングにチャンネルターゲティングやKWターゲティングを組み合わせると、Web広告ならではの「刺しにいく広告」が可能になります。

YouTubeホームの再生リストを整理しておく

リスティング広告などの場合、成約率を高めるにはランディングページ(LP)が最重要となります。

CH登録者を増やしたい場合は、YouTubeチャンネルのホーム画面がいわばLPであり、鍵を握ります

YouTubeチャンネルのホームは再生リストを整理するなどして、人気のある動画を目立たせるようにしましょう。チャンネル内容が端的に伝わるカバー画像も有効でしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

結局、CH登録単価は最も成功した配信方法で、1,421円でした。

YouTube広告を使っている他の方のブログを見ても、どうやら獲得単価は2,000円くらいが相場のようです。

ちょっと高いな・・・と私も思うのですが、

YouTubeも椅子取りゲームのような側面があり、早めにポジションを取っておくことが重要と言われます。

チャンネルの拡大にブーストをかけるためには、YouTube広告は試してみる価値はあるのではないでしょうか。

※本記事は、2020年6月時点のGoogle広告の仕様に基づいています。

[kanren postid=”573″]

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